『トリとロキタ』
90分未満でここまでの話を無駄なく語れるということに感銘を受けるとともに、おそらく近年のダルデンヌ兄弟監督作と比べても、主人公たちに厳しい顛末を用意したという点で強烈な印象を受けた。
『AIR/エア』
見るまではあまり期待していなかったのだが、実に面白いビジネス映画だった。もちろん、カウンターカルチャーの一翼を担っていたナイキがかつて持っていた革新性に光を当てる、ということに違和感を覚えなくはないのだが、そういった面を補って余りある娯楽作ではあった(ナイキは協力していないらしいのだが)。
『サーチ2/search』
劇場の大画面でひたすらPC画面を模した映像を数分ならまだしも、全編見続ける、というのは不思議な感覚だが、これを自宅のパソコンで見てしまうのはもったいないだろう、というこれまた不思議な話。