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アメリカンに映画を観る!--- 洋画見聞録

主にアメリカ映画・文化について書きます。たまに関係なさそうな話題も。

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

芝山幹郎の映画評論・コラム連載媒体まとめ

著名な映画評論家である、芝山幹郎が今現在どこでどのような連載をもっているか、少し調べてみました。完全に網羅出来ているかどうか自信はありませんが、少なくとも結構な数は見つかりました。 ----------------------------------------------------------…

『シング・ストリート』と『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

遅ればせながら『シング・ストリート』(アイルランド、2016年)を観ました。音楽と人間関係における喜びにあふれた映画で、観ていて楽しかったです。 このブログはアメリカ映画を主に扱うブログなので、一応アメリカ映画と絡ませて話を広げたいと思うのです…

『カメラを止めるな!』を語ることとは (ネタバレなし)

よくゾンビ映画は人種、経済格差など、社会問題を映し出す鏡として語られることがある。その論理でいくとゾンビ映画を語ることは、現在の社会を語ることになる。 同様に、『カメラを止めるな!』を語ることは、映画そのもののあり方を語ることになる。映画に…

ぴあアプリの黒沢清インタビューがすごい

表題通りの内容ですが、最近ぴあのアプリをダウンロードして使ってみています。 このアプリの一番の目玉は黒澤清の独占インタビュー。それも自分の映画製作背景について語るというものではなく、本人に影響を与えた10人の監督についての持論を展開するという…

本当は怖い『ナーズの復讐』~映画における「オタク」と「ミソジニー」

しばらく前に作った本ブログ内のカテゴリーで「愛すべきおバカ映画」というものを作っていたが、今の自分にはこの映画をそのカテゴリーには到底入れられそうにない。 80年代に量産されたアメリカの学園ものコメディ映画の中に、『ナーズの復讐』という作品が…

『ミッション:インポッシブル フォールアウト』という現象

トムが起きる!トムが打つ打つ撃つ!落ちる落ちる落ちる! トイレで殴る蹴る殴られる!トムが走る走る走る!跳ぶ跳ぶ跳ぶ!走る走る走る!跳ぶ跳ぶ跳ぶ!また飛ぶ!上る上る上る!ヘリで飛ぶトム!トムトムトム!そして落ちる!トムトムトム! 大画面に映っ…

『ウルトラセブン』「超兵器R1号」

町山智浩 on Twitter: "8月6日は『ウルトラセブン』の「超兵器R1号」も観て欲しい日です。宇宙軍拡競争を背景に、核実験で故郷を失ったギエロン星獣、それを倒さねばならないセブン……。お花畑での痛々しくなおかつ美しく悲しい戦いは三隅研次監督『剣鬼』の…

バンドCCRと映画とテイラー・スウィフト

自分の特に好きなバンドにCreedence Clearwater Revival (CCR)というバンドがある。60年代後半から70年代前半にかけて、ものすごいペースでアルバムをリリースし、次から次へとヒット曲を連発し、そしてあっという間に解散していったバンドだ。彼らの特色は…

ペンタゴン・ペーパー スパイスリラー✖女性のエンパワーメント映画

『ペンタゴン・ペーパーズ』、前評判に負けぬ面白さの映画だ。上半期見た映画を振り返ってみると、この映画の残した印象はとりわけ強いことに気づく。 というのも、言論の自由とは?真実とは?という問題を新聞社の人間たちが追求する映画だと思ってみていた…

プーチンが観た『博士の異常な愛情』

オリバー・ストーン監督と言えば、『プラトーン』(1986年)を筆頭に社会派映画を次々と作り出す名監督で、筆者も好きな映画は何本もある。ただ、最近彼がプーチン大統領に取材した映像がドキュメンタリーになったことに対して、懸念の声が聞かれるようになっ…

ようやくソフト化されたThe Spectacular Now

このブログでもよく取り上げるエドガー・ライト監督(『ベイビー・ドライバー』『ショーン・オブ・ザ・デッド』)が2013年のトップ10映画に挙げていた映画の内、全然日本にやって来ない映画があった。存在を忘れかけていたのだが、今になってソフト化されて…

暗黒街の顔役 80年前からあったバイオレンス+コメディ

ギャング映画好きなら必ず見たことがあるだろう『スカーフェイス』はこの映画のリメイク。それを念頭に置いた上で観てみたが、結構驚いた。 というのも、物語の前半が思ったよりコメディチックだったからだ。有名なマフィアのアル・カポネを下敷きにした主人…