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アメリカンに映画を観る!--- 洋画見聞録

主にアメリカ映画・文化について書きます。たまに関係なさそうな話題も。

2015-01-01から1年間の記事一覧

何故私たちは友達になれないの?Why Can't We Be Friends?

最近、TBSラジオ番組ばかり聞いている毎日で、菊池成孔の粋な夜電波のバックナンバーを今日聞いていたら、そのラストナンバーがこの曲だった。 www.youtube.com 『菊地成孔の粋な夜電波』今週もお聴きいただきありがとうございます。ラストナンバーは「War /…

このポッドキャストが面白い 東京ポッド許可局 

最近ほぼ日課として行っているのは、ポッドキャストを空き時間にだらだら聞くことだ。ポッドキャストは全て無料(有料配信の音声はポッドキャストとして認定してもらえない)だし、ボリュームさえ絞っておけば、長時間聞いていても疲れない。テレビやPCだ…

なんてクリスマス映画だ!『34丁目の奇跡』

(ポッドキャストでクリスマス映画について話すと告知していましたが、ブログ形式で一本ずつ紹介する方が妥当だと考えました、すみません) 町山氏のブログや映画塾にも詳しいが、『34丁目の奇跡』という定番のクリスマス映画がある。 ニューヨーク・有名デ…

スターウォーズ新作批評の批評 (ポッドキャスト予告)

前回のポッドキャストでは、スターウォーズエピソード4~6までのおさらいをした訳で、もう『フォースの覚醒』の話はやめようかと思っていましたが、やはり鑑賞した以上語るべきことが何かあるような気がして、次回(厳密には次々回?)はスターウォーズ批…

ポッドキャスト第三弾 スターウォーズ旧3部作徹底解説!

スターウォーズ旧3部作について徹底的に話しました。 http://mrjohnnydepp.seesaa.net/index20.rdf (スマホ用) (新)アメリカンに映画を観る! YK Project テレビ番組/映画 ¥0 Soundcloudに音源をアップロードしておりましたが、容量がもう残り少ないので、…

ポッドキャスト予告 スター・ウォーズ徹底解剖~旧3部作の凄さはどこにある?どう観ればいいのか?

12月のポッドキャスト前半はスターウォーズ特集です。 旧3部作のストーリーをおさらいした後、結局この映画の何が当時画期的で、何が根底にあるのか、解剖していきます。様々なファン独自の理論が既にネット上で飛び交う中、そういった多種多様な視点を援…

ポッドキャスト マッド・マックス 怒りのデス・ロードの「色」を読み解く!(抜粋)

www.youtube.com 「アメリカンに映画を観る!」ポッドキャスト第一回の抜粋です。この映画における「赤と青」の意味を探りました。フルバージョンはこちらです→http://feeds.soundcloud.com/users/soundcloud:users:32797342/sounds.rss

海外だとスター・ウォーズシリーズの最高傑作は何なの?

もうエピソード7の公開まで一か月切った今ですが、スター・ウォーズ旧3部作及び新3部作の内どれが最高傑作とされているのでしょうか。Imdbという英語圏最大の映画レビューサイトから探っていきたいと思います。 ざっくりとリストアップしてみると、以下の…

ポッドキャストEpisode02 ジム・キャリー映画の神髄とは?

ポッドキャストの第二回、更新しました。 今回は、『Mr.ダマ―』の続編が今月公開されるということで、ジム・キャリーの諸作品について論じました。 Episode 02 ジム・キャリー映画の神髄とは? by アメリカンに映画を観る!! | Free Listening on SoundClou…

ポッドキャスト予告 第二弾 ジム・キャリー特集

今月のポッドキャストは、『Mr.ダマ―』の続編が今月公開されることを記念して、ジム・キャリーの特集をします。 Dumb and Dumber To - Official Trailer Premiere ... 30年以上のキャリアを誇る名コメディアンジム・キャリーの傑作映画を振り返りながら、…

ウディ・アレンの『カメレオンマン』から見るドキュメンタリーの神話

『カメレオンマン』はウディ・アレンによるモキュメンタリ―で、ゼリグという、あるトラウマ的経験をきっかけに、カメレオンのごとく周りに合わせて変態する人間になってしまい、アメリカ社会でセンセーションになってしまう男を描いたコメディ作品です。 ド…

ポッドキャスト第一弾 マッドマックス怒りのデス・ロード解剖~コメディ映画?フェミニズム?赤と青の意味?

とうとう出来ました。ソフト化を記念して、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』についてディスカッションしました。 http://feeds.soundcloud.com/users/soundcloud:users:32797342/sounds.rss (←スマホならそのままポッドキャストに登録できます) アメ…

バック・トゥ・ザ・フューチャーを振り返る

もう終わってるじゃないか!という声もあるだろうが、時差の関係で本国アメリカはまだ21日でした。やはり一大ブームを巻き起こした有名な映画だけあって、日本は言わずもがな、アメリカのメディアは結構ネタにしているようだ。 30年後の「未来」に着いた…

キングスマン解説~幾層にも重なる教会シーンでの黒い笑い

『キックアス』『X-Menファーストジェネレーション』監督マシューヴォーンが手掛けた『キングスマン』は相変わらずのブラックユーモアまみれの、それでいて正攻法の傑作スパイ・アクション映画だと思う。 今回は、あの教会シーンでかかっていたあの曲の意味…

マッドマックス再訪

幸運にも、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』DVD・ブルーレイリリース記念の試写会に行ってきた。ブルーレイ上映なので、画質の点で序盤は若干気になったものの、本作に再びのめりこむのにはさして時間はかからなかった。 当作品に関しては、来週に…

猿の惑星 新世紀から一年

気づけば、あの『猿の惑星:新世紀』からもう一年が経つ。 このブログで感想はまだ書いていなかったものの、かなりの傑作だった。猿対人間の抗争の構図に、人間社会における(あるいは国際社会における)避けられなかった闘いの構図を見出した人々は多くない…

アントマン レビュー

”アントマン”を観てきた。 Marvel Cinematic Universeの第二弾がこれで終わりらしい。(ちなみに第一弾はアイアンマンから始まり、アベンジャーズまで)期待通りの良作で、まさに宇宙のごとく拡張することを止めないマーベルの作品群が量産されることにうんざ…

『ナイトクローラー』とメディア

念願の『ナイトクローラー』を観てきた。驚くべきことでもないが、随分遅い日本での上映だ。 あらすじはジェイク・ギレンホール演じる若者ルー・ブルームが、職を求めて、ロスで犯罪現場の映像をいち早く自分で撮影することになるが、より過激な映像、視聴者…

「本当は怖い」インサイド・ヘッド

最近、BBC Cultureの記事を好んで読んでいるが、その中でも特筆すべきだったのが、ピクサー作品における労働について論じている記事だ。 http://www.theawl.com/2015/07/the-pixar-theory-of-labor 多少乱暴だが、端的にまとめると、全てのピクサー作品にお…

『インサイド・ヘッド』Inside Headを観て(レビュー)

遅ればせながら、ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』を字幕版にて鑑賞。この夏休みの新作ラッシュによって、吹き替え版ならまだしも、字幕版がほとんど上映されていないことに気づいて、急いで観て来た。 マッド・マックス試論(解説・分析) - アメリ…

Weekly Selections (7/26/2015) ここではないどこかへ!(『火花』『未知との遭遇』『進撃の巨人』)

ピース又吉『火花』(情熱大陸「芸人・又吉直樹」) 夏といえば花火だが、芥川賞受賞作『火花』の冒頭も隅田川の花火大会から始まる。タイトルの意味にもふさわしい冒頭場面(主人公が組んだ漫才のコンビ名も”スパークス”。わざわざ日本語の意味まで説明はし…

Weekly Selections (07/19/2015) アベンジャーズ、この夏観たい映画特集など

(映画)『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』 www.youtube.com アイツらが帰ってきた!今回もケンカが絶えない!おかげで世界は大変なことに! (ポッドキャスト)TBSラジオ デイキャッチ 宮台真司 7/19(金) デイ・キャッチ 宮台真司「観てな…

マッド・マックス試論(解説・分析)

以下の内容以外のこともポッドキャストで解説しています。 アメリカンに映画を観る!! YK Project テレビ番組/映画 ¥0 『アナと雪の女王』が、その驚異的な観客動員数のみならず、かなり映画評論が活発であった(言っておきたいが、だからといってその作品…

Weekly Selections (07/05/2015) 最高にマッドな世界を考える~『マッドマックス4』他

久しぶりに一週間を通して、興味深いと思ったものを選びました。媒体は、SNS、映画、ポッドキャストと敢えてばらばらにしてます TBS RADIO 文化系トークラジオ Lifewww.tbsradio.jp 今、人文学が最高に「ヤバい(元の意味で)」ことを受けて、先月の『文…

アベンジャーズ 備忘録

昨日、金曜ロードショーで『アベンジャーズ』の再放送があったので、後半だけ観た。 たまむすびで町山智浩氏が語るように、この映画の醍醐味は、世界に点在するスーパーヒーローたちを集めて、この一癖も二癖もある連中をどうにか一つのチームとしてまとめる…

バグダッド・カフェに「メリー・ポピンズ」

今回の考察対象の『バグダッド・カフェ』は1987年の西ドイツ映画で、当時のアメリカでもヒットした、日本でいうミニ・シアター系の映画だ。完全版でも100分強というコンパクトな尺で、泣き笑いしながら観る事の出来る映画になっていると言える。 (以…

ピッチ・パーフェクト バカコメディ好きにこそ薦めたい 愛すべきおバカ映画その8

Pitch Perfect (2012)を観てきた。 2作目が今アメリカでヒット中と言うことで、ようやく日本でも第一作が観られるようになった。 内向的な主人公が、大学の女性アカペラ部に入って奮闘する話・・・早い話、映画版『Glee』と考えてもらえれば分かりやすいと…

チャッピー 失敗作か否か?

『チャッピー』を観てきた。『第9地区』『エリジウム』で知られる二―ル・ブロムカンプ監督によるSF映画だ。 正直、海外では、アパルトヘイトを、エビ型エイリアンになぞらえて描いた、傑作『第9地区』と比べて、見劣りしてしまうという、批評が多かった…

「クラシック・ロック」が意味するもの

時たま、無性に「クラシック・ロック」が聴きたくなる。 Wikipedia上の定義を敷衍すると、「クラシック・ロック」とは、60年代から80年代にかけての、いわゆるハード・ロック、ブルース・ロック、アリーナ・ロック(これはスタジアム等の大規模のライブ…

オール・ユー・ニード・イズ・キル 

トム・クルーズ主演、ダグ・リーマン監督(『Mr. & Mrs. Smith』『ボーン・アイデンティティ』)のSFアクション映画。 世界中がエイリアン侵略の危機に瀕する中、彼らと決着をつけるべく前線に送られるのが、戦闘経験ゼロのトム・クルーズ演じるケイジ大佐…