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アメリカンに映画を観る!--- 洋画見聞録

主にアメリカ映画・文化について書きます。たまに関係なさそうな話題も。

2021年8月の3点

『ザ・スーサイド・スクワッド

 リブートとしての成功例。DC映画は良くも悪くも本当に何を繰り出すのが全然読めない。 

★評論 Morris, Borgan. "Is The Suicide Squad the beginning of the end for the superhero movie?" (The Guardian) 

www.theguardian.com

抜粋を訳したものは↓です

ykondo57.hatenablog.com

 

『フリー・ガイ』

 ライアン・レイノルズが役者としてあまり好きでない人にも是非見て頂きたい作品。イギリスBBCの傑作テレビシリーズ『キリング・イブ』の暗殺者役を演じたジョディー・カマーが実際のところ「主人公」であることがとても重要だったと思う。

 

★評論 北村紗衣 「ものすごくちゃんとしたロマンティックコメディ&オフィスコメディ~『フリー・ガイ』(ネタバレあり)」  (ブログ Commentarius Saevus)

saebou.hatenablog.com

 

『ドライブ・マイ・カー』

 現時点での今年ベスト。3時間という長尺にかなり及び腰になっていたが、実際鑑賞してみてこの長さは必然であったと思った。


www.youtube.com

 

★評論 月永理恵 「どうすれば人は誰かと向きあえるのかを描く、あまりにも壮大な映画《映画でぶらぶら》」(メトロポリターナ2021年8月号)

metropolitana.tokyo

 

 旧作だと、フランスの監督ネリー・カプラン(Nelly Kaplan)の諸作品をアメリカのクライテリオン・チャンネル(Criterion Channel)で見られるのが8月中だと知り、4本見たがどれも素晴らしかった。

www.criterionchannel.com

 あと、Blank Checkという映画ポッドキャストにて、ジョン・カーペンター監督作を週1でゲストを交えて2、3時間語るというミニ・シリーズ"They Podcast"(もちろんこれは『ゼイリブ』(They Live)のもじり)が始まった。未見作を予習してその週の配信を聞くという習慣がついた。特にアレックス・ロス・ペリー監督のゲスト回の『ハロウィン』トークが最高だった(まさかの3時間半という超長尺だったのだが)。