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アメリカンに映画を観る!--- 洋画見聞録

主にアメリカ映画・文化について書きます。たまに関係なさそうな話題も。

サンドラ・ブロック&ブラッド・ピットのバディ映画二本立て(『ザ・ロストシティ』&『ブレット・トレイン』)


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 今年2022年は、ブラッド・ピットサンドラ・ブロックが共演する映画が2本も日本で上映された。6月はラブコメ・アドベンチャー映画『ザ・ロストシティ』が、9月はアクション映画『ブレット・トレイン』が公開された。

 ブラッド・ピットが『ザ・ロストシティ』にカメオ出演してくれたお返しにサンドラ・ブロックが『ブレット・トレイン』にカメオ出演したらしい。この2本で2人はバディとして組んでいる。

 『ザ・ロストシティ』では、ダニエル・ラドクリフ演じる大金持ちに拉致された主人公ロレッタ(サンドラ・ブロック)が一匹狼の謎の男ジャック(ブラッド・ピット)に救われるのだが、『ブレット・トレイン』では、殺し屋レディバグ(ピット)はマリア(ブロック)の指示を音声で受け、新幹線でのミッションに臨む。 

 それぞれの作品にて、不可避の状況下に置かれる主人公は、自らの脆さを自覚せざるをえなくなるが、思わぬ形でサポート役に救われる。ジャックは危機にあるロレッタを救いに来た「王子様」のような一面を見せる。ミッションの全貌が判明し、事態が収束した後、レディバグをマリアは迎えに来る。その素晴らしい振る舞いに感激したレディバグは感涙する。しかし、ジャックは突然爆発に巻き込まれて死亡(?)、マリアの車もすぐに電信柱の下敷きになる。パートナーとして全能ではない茶目っ気も描かれている。前者の映画をバディものと呼ぶのか少し違うかもしれないが、この2本で2人はいいチームワークを見せている。またこういう共演をどこかで見てみたい。