”真夏の方程式”が昨晩テレビ放送していたようで。
結局観るタイミングを逃がした結果に終わったものの、ふと「テレビ放映を想定してるんだから、2時間枠にすっぽりおさまるような尺なんだろうか」と思った。調べてみたら、130分前後ということで、「10分削るんだ・・・」と思ってなんだかげんなりしてしまった。CMが入るのでカットする時間はもっと長いはず。
テレビという一分二分が極めて重要な媒体においては、映画が130分だからと言って、きっちり130分間放映することなどありえない。5分、番組の尺が変動しただけで、CMの放映時間も激しく変動する(CMでテレビが成り立っているのだから看過できる問題では決してない)。
向こうの事情があって、視聴者側は、「半ダイジェスト版」を見ることになる。
キューブリック監督の『フルメタル・ジャケット』をTVで見たことがあるが、後半がなぜかえらく短く感じてしまった。カットされた時間はそこまでなかったのだろうが、唐突にミッキーマウスマーチのシーンに行き着いた感がどうも払拭できなかった。
要は、テレビで映画を一本見たといっても、それは製作側が意図していなかった、映画を見ることであり、それを見ている側も、それだけで作品の評価なんて出来るんだろうか。
どちら側(製作側・視聴者側)に対しても、どこか物足りない感覚が残るような気がしてならない。
(ガリレオシリーズはずっと無視してきといてここまで言うのは何ですが・・・笑 作品自体の批判では決してないことは強調しておきたいと思います・・)