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アメリカンに映画を観る!--- 洋画見聞録

主にアメリカ映画・文化について書きます。たまに関係なさそうな話題も。

2020年のベスト10

 

①パラサイト
ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey
③燃ゆる女の肖像
④マルモイ ことばあつめ
⑥幸せへのまわり道
⑦ブックスマート
⑧シカゴ7裁判
⑨エクストリーム・ジョブ
⑩はちどり
 
 『パラサイト』はもはや「殿堂入り」だ。今年観た中で一番「凄い映画」だった。
カンヌ獲った後にオスカーも獲ったポン・ジュノをハリウッドの皆さんがいまさら「発掘」したみたいになっているのが極めて不満で3月くらいまで憤り続けていた覚えはある。偉いのは『パラサイト』という作品であって、選んであげた(と多分思ってる)アカデミー賞ではない。『はちどり』『マルモイ』も、決して見やすい映画ではないのだが、韓国映画のクオリティの高さを感じられる傑作だったと思う。その一方で、重厚な映画への反動として『エクストリーム・ジョブ』の「軽さ」が韓国で大いにうけたのも理解はできる。たとえ「軽い」とは言えど、中盤のとある場面で、薬物依存になってしまった塾の生徒が一瞬だけ登場するシーンが未だに忘れられない。
 『幸せへのまわり道』に関しての唯一の不満点は、日本語のタイトルがひどすぎることくらい(英:A Beautiful Day in the Neighborhood)。「ビューティフル・ネイバー」とかでも全然マシだったのでは。それはともかく、人格者トム・ハンクスが『フォレスト・ガンプ』に出演していた事実から目を背けてしまっていいんだろうか。『燃ゆる女の肖像』はちゃんと『(燃ゆる女)の肖像』と『燃ゆる(女の肖像)』の二つの意味がちゃんと反映されていてよかった。
 『ハスラーズ』は一連の2008年金融危機映画*1; background-repeat: no-repeat; background-clip: padding-box; background-size: 100% 1px; border-radius: 4px;"> 

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    *1:))の流れに完璧な終止符を打った映画であると同時に、スコセッシにはもう撮れない、ノンストップ・ポップス×実録映画の一種の到達点を見せてくれた。『シカゴ7』は辛うじて映画館で見ることが出来たのが幸運だった。

    その一方で一番「面白かった映画」はやはり『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』だったと思う。DCEU(DC Extended Universe; DCのアメコミ映画) 映画全てを観られている訳ではないのだが、『スーサイド・スクワッド』といういわば「スピンオフ」のさらなる「スピンオフ」が一番好きな作品になるとは思ってなかった。この路線でもう10本くらい作ってほしいところだが、とりあえず監督キャシー・ヤンと脚本家クリスティーナ・ホジソンのその後にも注目したい。