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アメリカンに映画を観る!--- 洋画見聞録

主にアメリカ映画・文化について書きます。たまに関係なさそうな話題も。

2021年2月の3点

・WandaVision 第1話~第8話 (Disney+) 

 現時点で結末を知る由はないが、久しぶりのマーベル新作に相当満足してしまっている自分がいることに気づく。『エンドゲーム』を見終えた後に「もうマーベル映画は見なくていいな」と思っていたのだが、期せずして発生した1年間の「ブランク」を経て、またもやこの世界に舞い戻ってしまった。新旧の「シチュエーション・コメディ」(ホームドラマ)へのオマージュに満ちた実験的なミニシリーズ・・・と言ってしまえばそれまでだが、本作はホームドラマの持つ特性(一言で言えば「人工感」である)をかなり巧く活かした構成になっていて、「シットコムのパロディをしてみたら面白そうだからやってみました」などという企画では決してない。ただ、むしろ第1話のノリでずっと続けてほしかった気もしなくはない。

  

Dead Pigs (Mubi)

 『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』(2020)を監督したキャシー・ヤンによる長編デビュー作。サンダンス映画祭で話題になった本作は、ほとんどの国で配給されることなく、2021年2月になってようやく配信プラットフォームのMUBIにて全世界で見られるようになった(ただし日本語字幕はまだない)。ユーモアとペーソスに満ちた群像劇として見ごたえがあった。日本で本作を観ている者としては、テレサ・テンの『時の流れに身をまかせ』(我只在乎你)が実質上のテーマ曲として使われていたことがとても心に残った。

 

デザインあ200回スペシャルライブ

 このライブを見返したあとすぐにコーネリアスの旧譜を聞き返した。