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アメリカンに映画を観る!

主にアメリカ映画・文化について書きます。たまに関係なさそうな話題も。

『ミッション:インポッシブル フォールアウト』という現象

トムが起きる!トムが打つ打つ撃つ!落ちる落ちる落ちる!
トイレで殴る蹴る殴られる!トムが走る走る走る!跳ぶ跳ぶ跳ぶ!走る走る走る!跳ぶ跳ぶ跳ぶ!また飛ぶ!上る上る上る!ヘリで飛ぶトム!トムトムトム!そして落ちる!トムトムトム!
 
 
 
 
 
 
大画面に映っていたトム・クルーズはイーサン・ハントでありながら、やはりトム・クルーズであった。ヒット・シリーズ、ミッション:インポッシブルというフィクションにおいて主人公イーサン・ハントは、乱暴に言えば向こう見ずで「どうかしている」男以外の何物でもない。替えの効かない仕事に憑りつかれ永遠に前進のみを続ける男だ。
 
しかし、トム・クルーズはそのフィクションと自分の生きる現実世界との壁を打ち破った。あくまでも映画は映画だと割り切った上でCGやスタントに全てを任せるようなことを彼は決して選ばない。明白なリスクから身を置くことで担保されていた、程よいフィクションとリアルとの距離は、この作品の場合もはやほぼないに等しい。
イーサン・ハントの無謀な挑戦は、トム・クルーズの無謀な挑戦なのだ。