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アメリカンに映画を観る!--- 洋画見聞録

主にアメリカ映画・文化について書きます。たまに関係なさそうな話題も。

「ハッピー」なプロポーズソング?大ヒット曲「ルード」の本当の意味

気づけば、カナダのバンドMagic! によるRude(ルード)という曲が、ビルボードTOP100チャートで4週連続No.1 獲得を果たしているよう。

参考:http://www.sonymusic.co.jp/topics/813

このサイトの紹介によると、この曲は、

この曲は恋人の父親に「お嬢さんを僕にください!」と懇願するハッピーなプロポーズ・ソング(http://www.sonymusic.co.jp/topics/813)

とありますが、歌詞を見てみるとちょっと違うんですよね・・・

 

 

ワンコーラスまで見てみると、

 

土曜日の朝、俺はベッドから出て、俺が持ってる一番のスーツを着た))

車に乗って、ジェット機みたいにあんたの家へと飛んで行った

あんたにある質問をしようと、正直な気持ちでドアを叩いた

あんたが古風な人間なのは知ってるからね

 

娘さんを僕に下さい

Yesと言ってください 知りたいんだ

 あんたは言う「俺は死ぬまで認めんぞ 残念だな、だが答えはNoだ」

 

何でそんなに失礼(rude)なんだ?

俺も人間だって分かってるだろ

何でそんなに失礼なんだ?

どうせ結婚するんだ俺は

 

ということで、結婚を認めてもらおうと娘の父の家まで行くと、あっけなく断られて、それでも「あんたの承認なんて結構!ひでえやつだな、でも俺は結婚するんだ!」と結婚は強行するよっていう話です 笑

 

そこまでハッピーな曲かな・・・とは思いますが、多分宣伝側もそれはちょっと伏せておこうっていう算段なんでしょう。

 

こんなレゲエ調の楽しい曲なのに、ストレートなハッピーソングじゃないのかっていう話ですけど、別にレゲエって割とそういうところがあって、メッセージ性が強い(この場合は違いますが)がゆえに、歌詞の内容は結構殺伐としていたりします。

ボブ・マーリーのI Shot the Sheriffなんて、「俺は保安官を撃った~でも撃ったのは派保安官代理じゃないよ~♪」ってサビで歌ってますし。

あと、Rudeという曲のサビは、元々、なかなか関係が上手く行っていなかった彼女に対してのことだったらしいです。それではまずいということで、結婚する娘の父という設定に変えたそうです
http://en.wikipedia.org/wiki/Rude_(song)

個人的には、この歌詞の内容、なかなか渋みが効いていて、曲調といいマッチだと思ってます。


MAGIC! - Rude - YouTube

 


Bob Marley - I Shot The Sheriff - YouTube