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アメリカンに映画を観る!--- 洋画見聞録

主にアメリカ映画・文化について書きます。たまに関係なさそうな話題も。

21ジャンプストリート 愛すべきおバカ映画 (2)

今回は21ジャンプストリートの紹介をします(ムービープラスというチャンネルで今日の午後9時より放映されるようです)

あらすじは:

同じ高校で、かたやスポーツマンの人気者、かたやオタクだったジェンコとシュミット。7年後、2人はポリスアカデミーで再会。犯罪特別捜査課に配属されると、少年犯罪撲滅のため、コンビを組んで高校で潜入捜査をすることに。久しぶりの高校生活を満喫しつつ、2人はドラッグ一味に接近するが・・・。 (ムービープラスのサイトより) 

 

21ジャンプストリートというのは、青少年犯罪特別捜査課の名称のようです。’

 「これってただのアクション・コメディだろ?」と言えてしまいますが、結構そのジャンル内で「戯れている」、つまりアクション・コメディ映画のお約束を製作側(監督は『LEGOムービー』等で評価されているフィル・ロードクリストファー・ミラーです)は、念頭において、それを茶化すというなかなか高度なことをしています。それが分からずとも、楽しめますが、知っていたらなお面白いという構造になっています。

 例えば、『ブルース・ブラザーズ』等で有名な、「大爆発が起きそうなものが出てきたら、とりあえず爆破してしまう」という、一種のパターンがありますが、それを逆手に取っているシーンも結構見られます。タンクローラーが出てきて、明らかに爆発しそうな展開になるのに、プスン・・・とか言って何も起こらなかったり。コメディのお約束をネタにして、もっとスマートな形で観客に笑いを提供しているやり方は、この二人の監督の十八番のようです。

 補足になりますが、ちゃんと時代背景を反映させているのも、洞察に満ちてます。

 ドラッグ一味って結局どういうタイプの生徒なのかというところにも注目。また高校内でのルールも世代が変われば大きく異なるようで・・・

 


21ジャンプストリート (字幕) - 予告編 - YouTube

 

  • (ちなみに、この映画の続編、22ジャンプストリートは、全米で初登場一位を獲得し、60億円ほどの興行成績を収めたようです。是非とも映画館で見たい!)