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アメリカンに映画を観る!--- 洋画見聞録

主にアメリカ映画・文化について書きます。たまに関係なさそうな話題も。

アメリカ大統領選というスペクタクル(3)いつになれば予想は当たるのか!?

 今回紹介したいのは、大統領選予想についてのポッドキャスト・動画だ。3月9日の現時点では、共和党からはまたもやトランプ氏が北部のミシガン州、南部のミシシッピ州などの州で圧勝しており、後続勢が彼の勢いをもはや止められるのかかなり不安が募るような状況になっている。しかし、実はこの展開を大手メディアは予測出来ていなかった。

 全米メディアについて毎週示唆に富む分析をしているOn the Media というポッドキャストがあるのだが、単に一週間で何が報じられたのかをまとめてくれるだけではなく、メディアはどこに着目し、如何に報道したのかという点を、メタ的に深く掘り下げていいる。

 

www.onthemedia.org

 そして、今回このポッドキャストが取り上げていたのが、予備選予想だった。

メインパーソナリティ本人が自認している通り、暴言連発のトランプ氏がここまでくると大真面目に考えていた報道はほとんどなかった。むしろ、現在3番手(だが彼が大逆転する可能性はもうあまりない)のマルコ・ルビオ氏を推す動きが大きかった。だが、実際箱を開けてみれば、予想なんてあてに出来るものではなかったことが判明した。

もっとユーモラスにこの問題を扱ったのが、本ブログで幾度となく紹介しているアメリカのコメディーサイトCrackedの動画だ。

 

www.youtube.com

このコメディー集団も、去年のポッドキャストでは、トランプ氏が共和党候補になることは「1000%ない」と豪語していた(上の動画だと右に座っている男性)。今のところそれは見事に外れている訳だが、On the Mediaでも指摘していたように、大統領選予想を的中させるには、サンプル数が足りないのは事実だろう。そもそも、4年に1度しか採れないデータである上に、インターネットという絶大な影響力を誇る要素がある以上、本当に前例はオバマ政権の8年間くらいしかない。

 といったような一連の弁明をした後で、1000%ないと発言していた当人は、予想のアップデートを行う。最終的には、民主党からはヒラリー・クリントン共和党からはマルコ・ルビオが選出され、ルビオが勝つと予想しているが、これは当たるのか?