映画をランダムに見ていると不思議にも点と点とが繋がることがある。その中でも気づく度に嬉しくなるのが、鏡張りの部屋で闘うというシーンだ。
恐らく最も有名な例はブルース・リー主演の伝説的名作『燃えよドラゴン』だと思う。
でも、これの元ネタは、これまた伝説的監督オーソン・ウェルズの『上海から来た女』だったりする。
全く繋がりそうにないこの二作のクライマックスが同じ設定であることを思い出す度に驚いてしまう。ここ数年の映画にも鏡張り部屋のシーンがある。80年代ホラーの影響が強い『ザ・ゲスト』でも、鏡張りの部屋での逃走シーンが描かれる。
そういった中でも特に好きなのは『ジョン・ウィック2』の終盤の格闘シーン。正直ここまで引き込まれるとは思ってなかったが、このアクション映画シリーズ、すごぶる面白さ。3部作の完結作が楽しみで仕方ない。