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アメリカンに映画を観る!--- 洋画見聞録

主にアメリカ映画・文化について書きます。たまに関係なさそうな話題も。

ぴあアプリの黒沢清インタビューがすごい

 表題通りの内容ですが、最近ぴあのアプリをダウンロードして使ってみています。

 このアプリの一番の目玉は黒澤清の独占インタビュー。それも自分の映画製作背景について語るというものではなく、本人に影響を与えた10人の監督についての持論を展開するというもの。

 8月12日の時点ではサム・ペキンパーフェデリコ・フェリーニ、テオ・アンゲロブロス、そして小津安二郎の4人についてのインタビューが公開されています。

 正直なところ、アンゲロブロスについてはほとんど知らなかったのですが、どの回においても黒澤監督の自身の体験と独自的な批評が大変面白く、教養的な意味で勉強になると同時に新しい見方を提示してくれます。

 特に印象に残っているのは、『セーラー服と機関銃』(第三回)の助監督をやっていた際の、長回し撮影のエピソード(新宿の道路を行き交う車を自分一人で止めておかなくてはいけなかったとか、主人公の乗るバイクはすごく遅くてひやひやしたとか)と、小津安二郎ミニマリズムとか日本的とか言われるけど、全然そうじゃない、むしろ相当変わっている、という指摘です。

 このインタビューを読むためだけにもアプリをダウンロードする価値はあると思います。

(追記:9/3/2018)

 全てのインタビューが今では読めるようになっています。意外なチョイスも見受けられますが、最後はやはりスピルバーグ。特別扱いなので、前後編あります。インタビュー内でも触れられていますが、スピルバーグがすごいのは、1年に映画を2本撮ることが何度もあること、そしてその2本とも傑作であることだと思います。最近だと『レディー・プレイヤー1』と『ペンタゴン・ペーパーズ』が今年公開でした。個人的には地味な内容であるはずの後者の方に力がより入っていたような気がしました。

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