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アメリカンに映画を観る!--- 洋画見聞録

主にアメリカ映画・文化について書きます。たまに関係なさそうな話題も。

ブレードランナー2049は回し蹴り映画だ(ネタバレゼロレビュー)

 
 『ブレードランナー 2049』を観てきた。あえて本編の本筋に触れず、この映画について語りたいと思ったら、回し蹴りの話をするのが個人的に一番だ。
 
 自分が観た劇場では、少しだけ笑う人が少しだけ聞こえたような気(あんまりジョークはないけど)はしたが、回し蹴りが炸裂して小さな声で"whoo!”と言ってしまったのは、自分だけだった(結構恥ずかしかった)。
 
 様々な登場人物がいる中で、回し蹴りの使い手は一人だけ。派手なアクションこそないこの映画だが、男たちはとにかく泥臭く拳で戦う。殴りあう姿に美麗な要素はもちろんない。手は無論相手の血で汚れる。しかしながら、(恐らく本編で二回?)炸裂する回し蹴りは、自らの手を汚さず、それでいて相手に大ダメージを与える。ノックアウト級なのはいいが、ここは映画の世界、反復があるとほぼ必ず差異が生じる。二回目の回し蹴りはどうなる?というか、そもそも誰が蹴って誰が蹴られるのか?回し蹴り映画、ブレラン2049をぜひどうぞ。