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ロバート・デニーロの決断とアメリカの流言の闇の深さ

 朝、オピニオンサイトWebronzaを見ていると、こんな記事があった。

 

webronza.asahi.com

 2001年の米同時多発テロ後のニューヨークの再活性化を目指して始まったトライベッカ映画祭に、創設者の一人であるロバート・デニーロ氏が「反ワクチン映画」の上映を企画したが、翻意した。MMRワクチンが自閉症を引き起こすという主張をし、研究不正が明らかになって英国での医師免許を剝奪(はくだつ)されたアンドリュー・ウェイクフィールド博士が作った映画だ。デニーロ氏は先週金曜に「私には自閉症の子どもがおり、この問題について話す機会を提供したいと思った」とコメントを発表。しかし、翌日、上映取りやめを表明した。上映予定が明らかになった月曜から1週間たたないうちに方針撤回となった。(リンク先より)

 日本だと、ワクチンを打つと自閉症になるという副作用なるものを心から信じている人は少ないだろうと思うが、この”ワクチンパニック”は近年アメリカで流布した言説の一つで、ジム・キャリーも真面目に関わっていたこともあって、問題になっていた。ただ、リンク先の記事にあるように、そもそも根拠となる論文がデータを恣意的に変更してウソをまぎれこませていたもので、もはや科学界でこのワクチンの”副作用”はデマにしか過ぎないことは明らかになっている。

 アメリカでは、地球温暖化(global warming)(ただ、気候変動(climate change)の方が適切な表現)をデマだと信じ込んでいる人は未だにいるし、9.11はアメリカの自作自演だという陰謀論を支持する人もいる。ネットにより(私のような素人の言説がばらまかれたり)、きちんとチェックされぬまま出回ってしまう情報が絶えない中、アメリカでは、日本人が信じられないようなデマがまことしやかに語られているという、四月バカみたいだけど、本当の話でした。

 (こんな書き方をすると、日本は例外だと筆者自身が信じ込んでいるような印象を抱かれるかもしれないが、最近だと、STAP細胞が海外の実験によりその存在を確認されたとかいう流言をネットで見た。それに関しては、この記事が詳しく検証している。

STAP細胞をめぐる「流言」を検討する / 粥川準二 / ライター・編集者・翻訳者 | SYNODOS -シノドス-)