試写会で『はじまりのうた』を鑑賞してきた。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』のキーラ・ナイトレイと『アベンジャーズ』のマーク・ラファロが主演している。
端的に言えば、かなりの良作だった。映画のテンポもいいし、音楽もいいし、元気の出る映画だった。
この映画の魅力の一つは、やはり、「場所」だろう。シェイクスピアが「人生は劇場だ」と書いたが、この映画の場合、「NYの街角は録音スタジオだ!」といわんばかりに、屋外で自分たちの音楽を生み出しそれを記録しようとする。こんなこと、NYのような街じゃないと、到底映画にならない。このNYという街で、二人は様々な人間関係上の苦しみを味わうのだが、そんな酸いも甘いも含めて、これはNY賛歌映画といっても過言じゃない。
それに、音楽業界に対しても、言いたいことはあるようだ、この映画は。キーラ・ナイトレイの恋人役として、あのマルーン5のフロントマンこと、アダム・レヴィーンが主演しているのだが、この映画を見たあとだと、なかなかの抜擢だったのだなあとしみじみ思った笑
いい塩梅の良作です。