いつのまにか2015年になってしまいました・・・ということで、過ぎ去りし日々を回想しつつ、個人ベスト(映画館にて鑑賞したもののみ)を5本ほどあげてみます。
1位『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
ドラマ・サスペンス映画ももちろんいいのですが、やはり個人的に映画に目覚めたきっかけはアメリカのおバカなコメディ映画。おバカ臭がとことんする実話モノといえばこの作品。マーティン・スコセッシお得意の、”自らの快楽を追求しまくって狂いに狂った奴等”節が全開の傑作。一応ドラマの形式に則ったコメディです、これは。
映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』予告編 - YouTube
2位『ゴーン・ガール』
ネタバレなしに語るのが非常に難しい映画。最後に来るなんともいえない重苦しさが、毒抜きを自分の中でし終えた後では映画的興奮に変わる。プロットだけでも十分面白いけど、フィンチャー監督の生み出す緊張感(音楽しかり、撮影しかり)がとにかく見る側を締め付ける。
町山智浩がスリラー映画『ゴーン・ガール』を語る - YouTube
3位『インターステラー』
相変わらずご都合主義的なクリストファー・ノーラン監督だけど、映画館でロマンを見せてもらったから、それだけで十分です。いろんな意味で現代版の『2001年宇宙の旅』
(細かい解説はこちらから:
インターステラー徹底解説! - アメリカンにアメリカ映画を観る!)
4位:『Her』
単なるビタースウィートな恋愛モノかと思えば、哲学的な問題にぶち当たることを余儀なくさせる一本。赤を基調としたオフィスの風景、近未来感のある街並みなども、非常に切ない。(解説・分析
Her~世界で「ひとつの」彼女(前編) - アメリカンにアメリカ映画を観る!
Her~世界で「ひとつの」彼女(後編) - アメリカンにアメリカ映画を観る!)
Her - Official Trailer (HD) Joaquin Phoenix, Amy ...
5位:『ワールズ・エンド』
『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ』などでおなじみのコンビがまたはちゃめちゃな映画を作ってくれた。表面だけ見れば、ただのおバカなアクション映画なんだけど、実はパブの一店一店が伏線になってたり、登場人物の名前がアーサー王伝説を彷彿させたりと、掘り起こせばいくらでも出てくるような、綿密に計算されて作られている映画。映画的快感のつるべ打ち。
町山智浩が映画『ワールズ・エンド』を語る - YouTube
個人的には”LEGOムービー”も入れても良かったのですが、映画館では見てないので外しました。他にも、『Boyhood(6才のボクが、大人になるまで。)』『プリズナーズ』『キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー』『グランド・ブダペスト・ホテル』なんかも相当な傑作でした。