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アメリカンに映画を観る!--- 洋画見聞録

主にアメリカ映画・文化について書きます。たまに関係なさそうな話題も。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー~推測元ネタ集

 Imdb(インターネット・ムービー・データベース)で堂々のスコア8.6を記録中のガーディアンズ・オブ・ギャラクシー。8点台の映画はかなりの名作ぞろいなのだが、その中でも8点台後半というのは(補正後は8.4)誰もが認める傑作ということになっている。

 そんなこの映画にも、結構他の楽しい(あるいはそうでもない)映画へのオマージュが見受けられたので、そこについて、1点や2点。

 割とすぐわかるのは、『フランケンシュタイン』。グルートが少女に、自分の腕から生えた花をプレゼントするところだ。あのシーンは、おそらく、少女とフランケンシュタイン博士の創った怪物とが、川端で花遊びをするところだろう。「あぁ、でくのぼうみたいで、I am Groot しか言えないグルートにも優しい心があるんだなぁ」と観客が気づかされるシーンの一つだろう。

 

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このシーン↑ 

 あとは、ネビュラという敵役が、ガモラを脅しているところであっさりと銃で撃たれてぶっとぶところなんかも、インディージョーンズ第一作(『レイダース/失われたアーク(1981)』)の引用だろう。ぶんぶん剣を振り回している敵をあっさりとインディが撃ってしまうところだ。あそこもなんかも完全にコメディ。

 この映画が軽すぎるとか言って批判したがろうとする人がいるだろうが、それは日本側の宣伝のミス。コメディ映画見に行って、「笑いばっか取りに来てた態度が気に入らん!」とか言ってるようなもんです。

 

 最後に一番重要なのは、なんといってもスターウォーズシリーズだろう。

 例えば、ロケットが、ピーターことスターロードに、衛星もぶっ壊せるか聞くところも、エピソードIV(新たなる希望)の、デス・スターの話を連想されるし、ザンダー星の町並みも、新3部作のコルサントを彷彿させる(単なる思い違いかもしれないが)。

 冒頭の、スターロードが敵の手(というか育て親なのだが)から逃げる際にも、敵はなにやらレーザー砲なるものを設置しようとしているその短い間にかろうじて、飛行船で逃げおおせるシーンがある。あれも、エピソードV(帝国の逆襲)で、ハン・ソロが、惑星ホスから脱出する際のシーンそっくり。

 

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あと、暗黒卿と話すときに、巨大なホログラムで話すところとかもそうだろう。ローブのようなもので、顔も上半分だけ隠れているようだし。

 

どうでもいいことの羅列に思われるかもしれないが、こういった他の映画に対する敬意・言及が、作品を豊かにしてくれるのは否定できないと思う。

 

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