ふと、Troll 2 という映画を思い出しました。
正直なところ自分は映画鑑賞する上で、ホラー映画は完全に対象外なのですが、なぜかアメリカの高校にいたときに、授業で1回見るはめに。
なぜかというと、この映画が、「あまりにも酷い映画」としてカルト的人気を博していたからです。要は、ホラー映画だけどあまりにもアホらしいので、コメディとして見ましょう、というコンセプトだったんだと思ってます。
Best Worst Movie(最高の最悪映画)という、この映画の製作過程のドキュメンタリー映画があるくらい酷いのです。
プロットの話等はするまでもないんですが、要は何でもない一家が、つまらなさそうな町へ、休暇を利用して行ったら、実は、そこは人間を植物にして食べようとたくらむゴブリンたちの罠であった!っていうどーでもいい話です笑 (トロール2って題ですけど、出てくるのはゴブリンで、トロール(=関係ないですw)
演技は見るからにクサイし、何か女ゴブリンが口からポップコーンをごぼぼぼおって出して、キスしてる最中の人間を窒息させようとしてたり、ホラー嫌いの私でも笑うしかない映画でした。あれだけ笑えるコメディもなかなかない気がします。
要は、何が言いたいのかと言うと、「最悪の映画」と一旦レッテル貼りされると、かえって人々の関心を刺激して、カルト映画と化し、細々ですが生きながらえることが逆説的にも成立するんだということです。
エド・ウッドという監督だって、駄作ばかり作って、「史上最低の映画監督」なるレッテルが貼られてしまっていますが、その一方で、ティム・バートンが彼について作った『エド・ウッド』という作品もあるんだから、不思議な話ですよね。
そうなると、一番損をしているのは、下の上くらいでくすぶってる映画なんでしょうか。認知すらされてない映画なんで腐るほどあるんでしょうね・・・
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