[PR]カウンター

アメリカンに映画を観る!--- 洋画見聞録

主にアメリカ映画・文化について書きます。たまに関係なさそうな話題も。

127時間~一貫して提示されるモチーフとは?

一人の男は、岩と壁と自分と闘う映画!と言っても過言ではないでしょう。

プロットも至ってシンプル。都市よりも大自然に自分の居場所を求め、誰にもどこへ行かずユタ州のキャニオンランズ国立公園へ行った主人公は、誤って岩壁の間に落ち、岩に右腕を挟まれてどうにも動けない状態。さあどうなる!?っていうそれだけの映画です笑 ただ、広大で不毛な自然にたった一人で苦闘する主人公という自然対人間という対照的構図も印象的ですし、それ以外にも自然のモチーフが多用されています。

以下はつぶやきのまとめです~(ネタバレ含むのでご注意を!)

 

 (ネタバレ注意!)

他にも、夢の中で、大雨が降って、岩ごと外に出られるというシーン、右腕を切断したあと遭遇したハイカーの水筒から水をぐびぐびと飲み干すシーン(まさに生き返った!)、そして、プールの中でいきいきと泳ぐシーンと、普段はあまり意識しない水という存在が、彼の生命のモチーフとして何度も描かれ登場しています。チューブから水を飲むシーンの撮り方や水筒の底から撮ってたりとなかなか凝ったカメラワークが見受けられるのはそういうことなんじゃないかと思ってます。