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アメリカンに映画を観る!

幅広く、新旧問わず洋画のいいとこ取り。記事のリクエスト等ございましたら気軽にコメントして下さい

『ヤング≒アダルト』大人になりきれない大人、ジェイソンライトマン(パート1)

 

今回は、ジェイソン・ライトマン監督の作品紹介を兼ねて、『ヤング≒アダルト』について少し。

 

この監督は、『サンキュー・スモーキング』で注目を集めてから、『JUNO』や『マイレージ・マイライフ』などで、批評面でも、商業面でも(こっちはそこそこ笑)成功を収めている比較的ニューカマーの監督です。

今回紹介するのは、『ヤング≒アダルト』。は、既存のYAシリーズ(ティーン向けの小説です。トワイライトはその一例)を書いているゴーストライターです。要は、キャラ設定やら他のことは全部決まってて、それに沿って書くってことです。彼女は、高校のときに付き合っていた元彼の事が恋しくなって、田舎へ戻るのですが・・・・ってい話です。

 

町山さんの映画塾での解説で細かいことは語り尽くされているので、ここからは僕の感想になります。

(ネタバレ注意!)

 

ありかよ!このエンディングで!笑

なんとも煮え切らない終わり方だったと思います。ただ、成長したところでいいエンディングにはならなかったでしょうけど。地元の人に励ましてもらっておいて、「結局田舎者が悪い」って結論に至ってるという・・・汗 個人的に、主人公が開き直ってしまっているのは、この映画のムードに一番あってると思いました。

 

ヤング≒アダルト あるいは ヤング アダルト)

この邦題は上手いと思いました。原題だとYoung Adultっていうことで、これは小説のジャンルと、主人公がまだまだ大人になれていないという二重の意味を含んでいますが、邦題の方がそれが分かりやすく提示されています。ただ、これだと、小説のジャンルとひっかけてるのがちょっとだけ分かりづらいですが。

 

ジュブナイル小説なのに「私小説」)

最初から分かり易いことなのですが、明らかに主人公の書いてる小説は、彼女自身の価値観に基づいているものです。心の鏡みたいになってます。自分の美貌を認識して謙遜しようとしないところ、自分を学校生活における被害者扱いしているところ、全部が彼女のエゴをあらわにしています。(そして、エンディング・・・笑)

全体的に「痛々しい」映画にはなっていますが、案外いそうな人間を描いていてところどころで笑ってしまいました。なかなか味のある映画だと思います。

 

 他のジェイソン・ライトマン作品

『サンキュー・スモーキング』~ジェイソン・ライトマンその2 - アメリカンにアメリカ映画を観る!