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アメリカンに映画を観る!

幅広く、新旧問わず洋画のいいとこ取り。記事のリクエスト等ございましたら気軽にコメントして下さい

『クレーマー、クレーマー』~昔の話でもない(?)離婚問題

 第一回目は、昨晩NHKでも放送されていた『クレーマークレーマー』です。この映画はアカデミー作品賞を初めとする5部門を独占した映画です。演技派のダスティンホフマンと、同じく演技派で今尚アカデミーの常連のメリル・ストリープが出演。

 あらすじは、ご存知のとおりでしょうが、テッド(ダスティン・ホフマン)視点中心の映画なので、テッドは一応反省しているのでしょうけど、どうもジョアンナ(メリル・ストリープ)に「責任があるんじゃ?」と言え得るように私は解釈しました。

 有名なフレンチ・トーストを作るシーンでも、一回目はテッドも上手く料理できないものだから"Goddamn it!(くそぉ!)Goddamn her!(あいつ=ジョアンナ?のバカやろう) "って叫んでます。二回目のシーンでは、二人ともテキパキと上手に作れるようになった(つまり、親子で一緒に料理を続けて、お互いに”成長”したということ)のに、ジョアンナがビリーを引き取ることになっているので、二人とも浮かない顔。テッドが作り笑いしても、ビリーは泣かずにはいられません。

 何でこういう風に考えてしまうのか考えてみると、「母親は家にいて、大抵の事は我慢しよう」という考えが日本人の間では、まだまだ消えていないからだと思います。だから、母親に忍耐が少し足らなかったのでは?と思えてしまうこともありえるのしょう。

 

 これだと、アメリカンに全然考えられてませんね 笑

 今のアメリカ人の視点から考えてみると、実は日本人ほどこういった離婚問題が心にグサっと刺さる訳ではないかもしれません・・・

 もちろん、例えば60年代だとまだ保守的な慣習があったものですから、離婚はしにくかった。『Catch Me If You Can』(2002)では、仲の良かった両親が離婚するということが高校生のフランク・アバクネイル(レオナルド・ディカプリオ)にはあまりにもショックなもんだから、家出するくらいですから。(これは特殊かもしれませんが)

 ただ、時代は変わり、今ではアメリカの2組に1組の夫婦が離婚しているといわれているくらいで、正直なところ、義理の母・父、ましてやきょうだいがいることは不思議でも何でもありません。僕がアメリカの地元の高校に通ってる時は、全然顔の違う男友達二人が義理の兄弟だったり、「今日は親父の家に行ってるわ~」なんていって週末は父親の家で過ごす同級生も、ごくごく普通にいました。離婚したからと言って、日本人が考えるほど深刻で、それがトラウマになるというよりも、一種のライフスタイルとして前向きに受け止めている子どもたちは少なくないと思います。

 そういう事を頭において、この映画をまた観て見ることもいいでしょう。当時のアメリカの状況と今のアメリカの状況を考えてみるいい機会になるかもしれません。

 

 
Kramer vs Kramer French Toast - YouTube