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アメリカンに映画を観る!--- 洋画見聞録

主にアメリカ映画・文化について書きます。たまに関係なさそうな話題も。

邦画

『先生、私の隣に座っていただけませんか?』相互反応する漫画と映画(ネタバレあり)

一応忘備録として映画レビュー用SNSのLetterboxdに2021年度映画鑑賞作に暫定的なランキングをつけているのだが、9月末時点でトップ3にあるのが、『ドライブ・マイ・カー』『先生、私の隣に座っていただけませんか?』『サマーフィルムにのって』の邦画3本だ…

2018年の映画総括 下半期 (ブリグズビー、ボルグ/マッケンロー、サーチ、1987など)

下半期の映画について。 前回の投稿に続き、まず2018年の映画ではない話からになってしまう。去年公開の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、「賛否両論」という表現が付きまとう映画だった、と個人的には記憶している。その「否」の意見が、建設的な批…

2018年の映画総括 上半期 (ブラックパンサー、シェイプ・オブ・ウォーター、ペンタゴン、アイ、トーニャなど)

今年も残りわずか。とりあえず今年の前半を振り返ってみたい。 と言いつつも、厳密には2017年12月に封切となった松岡茉優初出演作『勝手にふるえてろ』についてまず言及したい。(この映画、年は跨いでいるので一応2018年の映画ということで話を進める) 本編…

芝山幹郎の映画評論・コラム連載媒体まとめ

著名な映画評論家である、芝山幹郎が今現在どこでどのような連載をもっているか、少し調べてみました。完全に網羅出来ているかどうか自信はありませんが、少なくとも結構な数は見つかりました。 ----------------------------------------------------------…

ぴあアプリの黒沢清インタビューがすごい

表題通りの内容ですが、最近ぴあのアプリをダウンロードして使ってみています。 このアプリの一番の目玉は黒澤清の独占インタビュー。それも自分の映画製作背景について語るというものではなく、本人に影響を与えた10人の監督についての持論を展開するという…

Weekly Selections (7/26/2015) ここではないどこかへ!(『火花』『未知との遭遇』『進撃の巨人』)

ピース又吉『火花』(情熱大陸「芸人・又吉直樹」) 夏といえば花火だが、芥川賞受賞作『火花』の冒頭も隅田川の花火大会から始まる。タイトルの意味にもふさわしい冒頭場面(主人公が組んだ漫才のコンビ名も”スパークス”。わざわざ日本語の意味まで説明はし…

映研作品感想まとめ

この前の大阪大学での学園祭で見させてもらった阪大映画研究部の作品の一部の感想をツイッターで上げたので、それの加筆修正をここに転記します。 一本目 "HERO" 自分の生き方に悩み、ヒーローへの願望を抱く一大学生がある日超能力を得る。ただ、本人が望ん…

TOKYO TRIBE ~2時間分のアトラクション!

TOKYO TRIBEを西宮のTOHOシネマズで観てきた。梅田では上映していないし、まだ一週目なのに一日二回しかやっていないのには、若干驚いたが、これが園子温監督作品史上、最大のヒット作らしい。けれども、劇場自体は70席しかないし、入ってたのも12人…

『冷たい熱帯魚』~”狂気”は”普通”の人間にある!?

ブログのタイトルとは裏腹に、またもや邦画・・・笑 この映画を見たのは、大分前なのだが、その衝撃は今でもまだ自分の中に克明に残っている。 小さな熱帯魚店を経営している、社本(吹越満)は娘の反抗的な態度にも(死別した妻の間に出来た娘)口が出せな…

真夏の方程式~テレビで映画を見ること

”真夏の方程式”が昨晩テレビ放送していたようで。 結局観るタイミングを逃がした結果に終わったものの、ふと「テレビ放映を想定してるんだから、2時間枠にすっぽりおさまるような尺なんだろうか」と思った。調べてみたら、130分前後ということで、「10…