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アメリカンに映画を観る!--- 洋画見聞録

主にアメリカ映画・文化について書きます。たまに関係なさそうな話題も。

近未来 

ザ・クリエイター/創造者 ベトナム戦争ものをSFで

『ザ・クリエイター/創造者』は近未来を舞台とし、AIを敵視する西側諸国(主にアメリカ)と、AIとの共存を標榜するニューアジアとの戦争が続く中、元特殊部隊のジョシュアが本来は暗殺対象であるAI少女を守るべく奮闘するSFアクションである。 本作がベトナ…

マッドマックス再訪

幸運にも、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』DVD・ブルーレイリリース記念の試写会に行ってきた。ブルーレイ上映なので、画質の点で序盤は若干気になったものの、本作に再びのめりこむのにはさして時間はかからなかった。 当作品に関しては、来週に…

Weekly Selections (07/05/2015) 最高にマッドな世界を考える~『マッドマックス4』他

久しぶりに一週間を通して、興味深いと思ったものを選びました。媒体は、SNS、映画、ポッドキャストと敢えてばらばらにしてます TBS RADIO 文化系トークラジオ Lifewww.tbsradio.jp 今、人文学が最高に「ヤバい(元の意味で)」ことを受けて、先月の『文…

SF談義 深くて面白い映画って?(後編)

では、深遠なSFの名作といえば何があるだろうか。 「ブレードランナー」は、外見はそっくりで、思考も人間のように出来るレプリカントと、生身の人間はどう違うのか?というコワイ問いを孕んでいるし、 ブレードランナー ファイナル・カット 製作25周年記…

Her~世界で「ひとつの」彼女(後編)

さて、前半の続きです。 先述した第二のコンフリクトとは、OSサマンサがセオドアと話している最中、他にも8316人と話しているし、サマンサはセオドア以外に641人もの人間を愛していると、おそらく人間レベルでは理解のし難いことを告白されるという…

Her~世界で「ひとつの」彼女(前編)

遅ればせながら、"Her~世界でひとつの彼女”(映画観終わってみると、何て皮肉なタイトル・・・)観ました。 近未来のロサンゼルスで、セオドア(ホアキン・フェニックス)は相手に代わって思いのたけを手紙にしたためる代筆ライターをしていた。長きにわたり…