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アメリカンに映画を観る!--- 洋画見聞録

主にアメリカ映画・文化について書きます。たまに関係なさそうな話題も。

洋画

芝山幹郎の映画評論・コラム連載媒体まとめ

著名な映画評論家である、芝山幹郎が今現在どこでどのような連載をもっているか、少し調べてみました。完全に網羅出来ているかどうか自信はありませんが、少なくとも結構な数は見つかりました。 ----------------------------------------------------------…

『シング・ストリート』と『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

遅ればせながら『シング・ストリート』(アイルランド、2016年)を観ました。音楽と人間関係における喜びにあふれた映画で、観ていて楽しかったです。 このブログはアメリカ映画を主に扱うブログなので、一応アメリカ映画と絡ませて話を広げたいと思うのです…

ぴあアプリの黒沢清インタビューがすごい

表題通りの内容ですが、最近ぴあのアプリをダウンロードして使ってみています。 このアプリの一番の目玉は黒澤清の独占インタビュー。それも自分の映画製作背景について語るというものではなく、本人に影響を与えた10人の監督についての持論を展開するという…

『ミッション:インポッシブル フォールアウト』という現象

トムが起きる!トムが打つ打つ撃つ!落ちる落ちる落ちる! トイレで殴る蹴る殴られる!トムが走る走る走る!跳ぶ跳ぶ跳ぶ!走る走る走る!跳ぶ跳ぶ跳ぶ!また飛ぶ!上る上る上る!ヘリで飛ぶトム!トムトムトム!そして落ちる!トムトムトム! 大画面に映っ…

バンドCCRと映画とテイラー・スウィフト

自分の特に好きなバンドにCreedence Clearwater Revival (CCR)というバンドがある。60年代後半から70年代前半にかけて、ものすごいペースでアルバムをリリースし、次から次へとヒット曲を連発し、そしてあっという間に解散していったバンドだ。彼らの特色は…

プーチンが観た『博士の異常な愛情』

オリバー・ストーン監督と言えば、『プラトーン』(1986年)を筆頭に社会派映画を次々と作り出す名監督で、筆者も好きな映画は何本もある。ただ、最近彼がプーチン大統領に取材した映像がドキュメンタリーになったことに対して、懸念の声が聞かれるようになっ…

スピルバーグの『激突!』の意味

『ブリッジ・オブ・スパイ』が公開中だからなのか、気づいたらスピルバーグの出世作『激突!』を借りていたので、観てみた。 ストーリーは至ってシンプルで、先を急ぐセールスマンが追い抜いたトレーラーに執拗に追いかけられ、命まで狙われるというものだ。…

スターウォーズ批評を批評する!後編(ポッドキャスト・言及リスト)

年末にアップロードしたスターウォーズ批評の批評についてのポッドキャストの後編です。 本編はこちら https://itunes.apple.com/jp/podcast/epi.04-hou-sutau-ozuno-pi/id1065481891?i=359863817&mt=2 (前編はこちら) ykondo57.hatenablog.com 要点として…

スターウォーズ新作批評の批評 (ポッドキャスト予告)

前回のポッドキャストでは、スターウォーズエピソード4~6までのおさらいをした訳で、もう『フォースの覚醒』の話はやめようかと思っていましたが、やはり鑑賞した以上語るべきことが何かあるような気がして、次回(厳密には次々回?)はスターウォーズ批…

ポッドキャスト第三弾 スターウォーズ旧3部作徹底解説!

スターウォーズ旧3部作について徹底的に話しました。 http://mrjohnnydepp.seesaa.net/index20.rdf (スマホ用) (新)アメリカンに映画を観る! YK Project テレビ番組/映画 ¥0 Soundcloudに音源をアップロードしておりましたが、容量がもう残り少ないので、…

海外だとスター・ウォーズシリーズの最高傑作は何なの?

もうエピソード7の公開まで一か月切った今ですが、スター・ウォーズ旧3部作及び新3部作の内どれが最高傑作とされているのでしょうか。Imdbという英語圏最大の映画レビューサイトから探っていきたいと思います。 ざっくりとリストアップしてみると、以下の…

ポッドキャスト第一弾 マッドマックス怒りのデス・ロード解剖~コメディ映画?フェミニズム?赤と青の意味?

とうとう出来ました。ソフト化を記念して、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』についてディスカッションしました。 http://feeds.soundcloud.com/users/soundcloud:users:32797342/sounds.rss (←スマホならそのままポッドキャストに登録できます) アメ…

キングスマン解説~幾層にも重なる教会シーンでの黒い笑い

『キックアス』『X-Menファーストジェネレーション』監督マシューヴォーンが手掛けた『キングスマン』は相変わらずのブラックユーモアまみれの、それでいて正攻法の傑作スパイ・アクション映画だと思う。 今回は、あの教会シーンでかかっていたあの曲の意味…

マッドマックス再訪

幸運にも、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』DVD・ブルーレイリリース記念の試写会に行ってきた。ブルーレイ上映なので、画質の点で序盤は若干気になったものの、本作に再びのめりこむのにはさして時間はかからなかった。 当作品に関しては、来週に…

『ナイトクローラー』とメディア

念願の『ナイトクローラー』を観てきた。驚くべきことでもないが、随分遅い日本での上映だ。 あらすじはジェイク・ギレンホール演じる若者ルー・ブルームが、職を求めて、ロスで犯罪現場の映像をいち早く自分で撮影することになるが、より過激な映像、視聴者…

「本当は怖い」インサイド・ヘッド

最近、BBC Cultureの記事を好んで読んでいるが、その中でも特筆すべきだったのが、ピクサー作品における労働について論じている記事だ。 http://www.theawl.com/2015/07/the-pixar-theory-of-labor 多少乱暴だが、端的にまとめると、全てのピクサー作品にお…

『インサイド・ヘッド』Inside Headを観て(レビュー)

遅ればせながら、ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』を字幕版にて鑑賞。この夏休みの新作ラッシュによって、吹き替え版ならまだしも、字幕版がほとんど上映されていないことに気づいて、急いで観て来た。 マッド・マックス試論(解説・分析) - アメリ…

Weekly Selections (7/26/2015) ここではないどこかへ!(『火花』『未知との遭遇』『進撃の巨人』)

ピース又吉『火花』(情熱大陸「芸人・又吉直樹」) 夏といえば花火だが、芥川賞受賞作『火花』の冒頭も隅田川の花火大会から始まる。タイトルの意味にもふさわしい冒頭場面(主人公が組んだ漫才のコンビ名も”スパークス”。わざわざ日本語の意味まで説明はし…

Weekly Selections (07/05/2015) 最高にマッドな世界を考える~『マッドマックス4』他

久しぶりに一週間を通して、興味深いと思ったものを選びました。媒体は、SNS、映画、ポッドキャストと敢えてばらばらにしてます TBS RADIO 文化系トークラジオ Lifewww.tbsradio.jp 今、人文学が最高に「ヤバい(元の意味で)」ことを受けて、先月の『文…

アベンジャーズ 備忘録

昨日、金曜ロードショーで『アベンジャーズ』の再放送があったので、後半だけ観た。 たまむすびで町山智浩氏が語るように、この映画の醍醐味は、世界に点在するスーパーヒーローたちを集めて、この一癖も二癖もある連中をどうにか一つのチームとしてまとめる…

バグダッド・カフェに「メリー・ポピンズ」

今回の考察対象の『バグダッド・カフェ』は1987年の西ドイツ映画で、当時のアメリカでもヒットした、日本でいうミニ・シアター系の映画だ。完全版でも100分強というコンパクトな尺で、泣き笑いしながら観る事の出来る映画になっていると言える。 (以…

ピッチ・パーフェクト バカコメディ好きにこそ薦めたい 愛すべきおバカ映画その8

Pitch Perfect (2012)を観てきた。 2作目が今アメリカでヒット中と言うことで、ようやく日本でも第一作が観られるようになった。 内向的な主人公が、大学の女性アカペラ部に入って奮闘する話・・・早い話、映画版『Glee』と考えてもらえれば分かりやすいと…

チャッピー 失敗作か否か?

『チャッピー』を観てきた。『第9地区』『エリジウム』で知られる二―ル・ブロムカンプ監督によるSF映画だ。 正直、海外では、アパルトヘイトを、エビ型エイリアンになぞらえて描いた、傑作『第9地区』と比べて、見劣りしてしまうという、批評が多かった…

バードマン ネタバレ徹底解説 後編

(結末部分に関わっています) この映画は、レイモンド・カーヴァーの引用から始まり、カーヴァーの短編の上演が物語の中核となっている。結論から言えば、作中でリーガン本人が言うように、これは彼の人生のダイジェスト版のようなものである。 『愛につい…

「本当は悲しい」サタデー・ナイト・フィーバー

生まれてもいないし、リアルタイムで見聞きした訳もないが、私の場合、どうも好みの音楽となると、60年代~80年代初頭までの洋楽がほとんどだ。 その当時に爆発的に売れたサウンド・トラックというと『サタデー・ナイト・フィーバー』のそれが瞬時に思い…

町山智浩氏の映画講義「俺たちに明日はない」言及映画リスト

www.youtube.com www.youtube.com 待望の『俺たちに明日はない』講座動画が公開された。 当時、アメリカ映画に革命を起こした『俺たちに明日はない』の背景を主に、この映画がいかに革命的であったか、そしてその原点はどこにあるのかを90分強解説したもの…

こんなにある「女性の名前がタイトル」の曲

ファミリー・ガイというアメリカの人気ギャグアニメがあるのですが、そこで www.youtube.com songs named after a girl 女の子の名前を題名にした曲のことをジョークにしています。 女の子のために、作曲しようとする話す赤ん坊、ステューウィー。 「タイト…

『マージン・コール』論

昨日、ケーブルテレビでたまたまやっていた『マージン・コール』(2011年・アメリカ)を観た。 (結末部分に触れています) 2008年の世界金融危機の前夜から当日までの24時間を描いた映画。 個人的には面白いと思ったんだけど、隣で見ていた親は「…

ディクテーター 音声解説 ポッドキャスト告知(愛すべきおバカ映画 その7)

音声解説シリーズの第3弾は、『ボラット』『ブルーノ』のサシャ・バロン・コーエン主演の『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』(2012)です。 もちろん、WOWOW映画塾でも既に紹介されていますが、町山氏の解説をベースにして、さらに解説を広げて…

未来世紀サクライが”おもろい”

ここ1,2年でポッドキャストを聞くことが増えた。やっぱり、動画と違って、何かしながら楽しめるのがありがたい。 気づけば映画系のものばかりダウンロードして聞いている。 とは言えど、今回紹介したい『未来世紀サクライ』 未来世紀サクライ|Podcastラ…