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アメリカンに映画を観る!

幅広く、新旧問わず洋画のいいとこ取り。記事のリクエスト等ございましたら気軽にコメントして下さい

洋画

スピルバーグの『激突!』の意味

『ブリッジ・オブ・スパイ』が公開中だからなのか、気づいたらスピルバーグの出世作『激突!』を借りていたので、観てみた。 ストーリーは至ってシンプルで、先を急ぐセールスマンが追い抜いたトレーラーに執拗に追いかけられ、命まで狙われるというものだ。…

スターウォーズ批評を批評する!後編(ポッドキャスト・言及リスト)

年末にアップロードしたスターウォーズ批評の批評についてのポッドキャストの後編です。 本編はこちら https://itunes.apple.com/jp/podcast/epi.04-hou-sutau-ozuno-pi/id1065481891?i=359863817&mt=2 (前編はこちら) ykondo57.hatenablog.com 要点として…

スターウォーズ新作批評の批評 (ポッドキャスト予告)

前回のポッドキャストでは、スターウォーズエピソード4~6までのおさらいをした訳で、もう『フォースの覚醒』の話はやめようかと思っていましたが、やはり鑑賞した以上語るべきことが何かあるような気がして、次回(厳密には次々回?)はスターウォーズ批…

『真夜中のカーボーイ』とウルトラマンの関係(?)

Midnight Cowboy - Trailer 本作品『真夜中のカーボーイ』(カウボーイではなく、敢えてカーボーイらしい)は、成人映画として初めてアカデミー賞作品賞に輝いた、アメリカン・ニューシネマの一連の映画における一本である。これは、南部から東部へと移った…

ポッドキャスト第三弾 スターウォーズ旧3部作徹底解説!

スターウォーズ旧3部作について徹底的に話しました。 http://mrjohnnydepp.seesaa.net/index20.rdf (スマホ用) (新)アメリカンに映画を観る! YK Project テレビ番組/映画 ¥0 Soundcloudに音源をアップロードしておりましたが、容量がもう残り少ないので、…

海外だとスター・ウォーズシリーズの最高傑作は何なの?

もうエピソード7の公開まで一か月切った今ですが、スター・ウォーズ旧3部作及び新3部作の内どれが最高傑作とされているのでしょうか。Imdbという英語圏最大の映画レビューサイトから探っていきたいと思います。 ざっくりとリストアップしてみると、以下の…

ポッドキャスト第一弾 マッドマックス怒りのデス・ロード解剖~コメディ映画?フェミニズム?赤と青の意味?

とうとう出来ました。ソフト化を記念して、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』についてディスカッションしました。 http://feeds.soundcloud.com/users/soundcloud:users:32797342/sounds.rss (←スマホならそのままポッドキャストに登録できます) アメ…

キングスマン解説~幾層にも重なる教会シーンでの黒い笑い

『キックアス』『X-Menファーストジェネレーション』監督マシューヴォーンが手掛けた『キングスマン』は相変わらずのブラックユーモアまみれの、それでいて正攻法の傑作スパイ・アクション映画だと思う。 今回は、あの教会シーンでかかっていたあの曲の意味…

マッドマックス再訪

幸運にも、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』DVD・ブルーレイリリース記念の試写会に行ってきた。ブルーレイ上映なので、画質の点で序盤は若干気になったものの、本作に再びのめりこむのにはさして時間はかからなかった。 当作品に関しては、来週に…

『ナイトクローラー』とメディア

念願の『ナイトクローラー』を観てきた。驚くべきことでもないが、随分遅い日本での上映だ。 あらすじはジェイク・ギレンホール演じる若者ルー・ブルームが、職を求めて、ロスで犯罪現場の映像をいち早く自分で撮影することになるが、より過激な映像、視聴者…

「本当は怖い」インサイド・ヘッド

最近、BBC Cultureの記事を好んで読んでいるが、その中でも特筆すべきだったのが、ピクサー作品における労働について論じている記事だ。 http://www.theawl.com/2015/07/the-pixar-theory-of-labor 多少乱暴だが、端的にまとめると、全てのピクサー作品にお…

『インサイド・ヘッド』Inside Headを観て(レビュー)

遅ればせながら、ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』を字幕版にて鑑賞。この夏休みの新作ラッシュによって、吹き替え版ならまだしも、字幕版がほとんど上映されていないことに気づいて、急いで観て来た。 マッド・マックス試論(解説・分析) - アメリ…

Weekly Selections (7/26/2015) ここではないどこかへ!(『火花』『未知との遭遇』『進撃の巨人』)

ピース又吉『火花』(情熱大陸「芸人・又吉直樹」) 夏といえば花火だが、芥川賞受賞作『火花』の冒頭も隅田川の花火大会から始まる。タイトルの意味にもふさわしい冒頭場面(主人公が組んだ漫才のコンビ名も”スパークス”。わざわざ日本語の意味まで説明はし…

Weekly Selections (07/05/2015) 最高にマッドな世界を考える~『マッドマックス4』他

久しぶりに一週間を通して、興味深いと思ったものを選びました。媒体は、SNS、映画、ポッドキャストと敢えてばらばらにしてます TBS RADIO 文化系トークラジオ Lifewww.tbsradio.jp 今、人文学が最高に「ヤバい(元の意味で)」ことを受けて、先月の『文…

アベンジャーズ 備忘録

昨日、金曜ロードショーで『アベンジャーズ』の再放送があったので、後半だけ観た。 たまむすびで町山智浩氏が語るように、この映画の醍醐味は、世界に点在するスーパーヒーローたちを集めて、この一癖も二癖もある連中をどうにか一つのチームとしてまとめる…

バグダッド・カフェに「メリー・ポピンズ」

今回の考察対象の『バグダッド・カフェ』は1987年の西ドイツ映画で、当時のアメリカでもヒットした、日本でいうミニ・シアター系の映画だ。完全版でも100分強というコンパクトな尺で、泣き笑いしながら観る事の出来る映画になっていると言える。 (以…

ピッチ・パーフェクト バカコメディ好きにこそ薦めたい 愛すべきおバカ映画その8

Pitch Perfect (2012)を観てきた。 2作目が今アメリカでヒット中と言うことで、ようやく日本でも第一作が観られるようになった。 内向的な主人公が、大学の女性アカペラ部に入って奮闘する話・・・早い話、映画版『Glee』と考えてもらえれば分かりやすいと…

チャッピー 失敗作か否か?

『チャッピー』を観てきた。『第9地区』『エリジウム』で知られる二―ル・ブロムカンプ監督によるSF映画だ。 正直、海外では、アパルトヘイトを、エビ型エイリアンになぞらえて描いた、傑作『第9地区』と比べて、見劣りしてしまうという、批評が多かった…

バードマン ネタバレ徹底解説 後編

(結末部分に関わっています) この映画は、レイモンド・カーヴァーの引用から始まり、カーヴァーの短編の上演が物語の中核となっている。結論から言えば、作中でリーガン本人が言うように、これは彼の人生のダイジェスト版のようなものである。 『愛につい…

「本当は悲しい」サタデー・ナイト・フィーバー

生まれてもいないし、リアルタイムで見聞きした訳もないが、私の場合、どうも好みの音楽となると、60年代~80年代初頭までの洋楽がほとんどだ。 その当時に爆発的に売れたサウンド・トラックというと『サタデー・ナイト・フィーバー』のそれが瞬時に思い…

町山智浩氏の映画講義「俺たちに明日はない」言及映画リスト

www.youtube.com www.youtube.com 待望の『俺たちに明日はない』講座動画が公開された。 当時、アメリカ映画に革命を起こした『俺たちに明日はない』の背景を主に、この映画がいかに革命的であったか、そしてその原点はどこにあるのかを90分強解説したもの…

こんなにある「女性の名前がタイトル」の曲

ファミリー・ガイというアメリカの人気ギャグアニメがあるのですが、そこで www.youtube.com songs named after a girl 女の子の名前を題名にした曲のことをジョークにしています。 女の子のために、作曲しようとする話す赤ん坊、ステューウィー。 「タイト…

『マージン・コール』論

昨日、ケーブルテレビでたまたまやっていた『マージン・コール』(2011年・アメリカ)を観た。 (結末部分に触れています) 2008年の世界金融危機の前夜から当日までの24時間を描いた映画。 個人的には面白いと思ったんだけど、隣で見ていた親は「…

ディクテーター 音声解説 ポッドキャスト告知(愛すべきおバカ映画 その7)

音声解説シリーズの第3弾は、『ボラット』『ブルーノ』のサシャ・バロン・コーエン主演の『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』(2012)です。 もちろん、WOWOW映画塾でも既に紹介されていますが、町山氏の解説をベースにして、さらに解説を広げて…

未来世紀サクライが”おもろい”

ここ1,2年でポッドキャストを聞くことが増えた。やっぱり、動画と違って、何かしながら楽しめるのがありがたい。 気づけば映画系のものばかりダウンロードして聞いている。 とは言えど、今回紹介したい『未来世紀サクライ』 未来世紀サクライ|Podcastラ…

タクシードライバー的映画のススメ

マーティン・スコセッシ監督の『タクシー・ドライバー』という傑作映画がある。 タクシードライバー [Blu-ray] 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 発売日: 2012/11/21 メディア: Blu-ray 購入: 1人 クリック: 6回 この商品を含むブロ…

ベイマックス Big Hero 6 感想・解説

BIG HERO6 ベイマックス またもやディズニーが傑作を作った!去年観ていれば、間違いなくトップ10に入れてたであろう出来だったと思う。 プロット自体にはそこまで新鮮味があるわけではない。でも、娯楽映画に必要とされるものを惜しみなく詰め込…

The Fault in Our Stars きっと、星のせいじゃない。謎解き・徹底解説

前回は、この映画の紹介(きっと、星のせいじゃない。~単なるティーン映画扱いするには惜しすぎる - アメリカンにアメリカ映画を観る!) をしましたが、今回はその解説版です。 結末部分に触れている箇所がありますので、未見の方はご承知の上で。 『シェ…

ヘザース/ベロニカの熱い日

『ヘザース/ベロニカの熱い日』(1989年・米)は、DVDのカバーだけ見ると、普通の青春モノに見えるが、これは至ってブラックなコメディだ。 高校生ベロニカは、いずれも名前をヘザーというお嬢様生徒の3人組、“ヘザース”に気に入られようと彼女たち…

アメリカン・スナイパー 解説・分析 ネタバレあり

(ネタバレなしの感想→アメリカン・スナイパー 感想(ネタバレなし) - アメリカンにアメリカ映画を観る!) (音声解説もしています↓) ポッドキャスト アメリカン・スナイパーの”モヤモヤ”を考える(音声解説) - アメリカンに映画を観る! ポッドキャスト…

きっと、星のせいじゃない。~単なるティーン映画扱いするには惜しすぎる

『きっと、星のせいじゃない。』を観てきました。 映画『きっと、星のせいじゃない。』予告編 - YouTube アメリカのティーン向け小説を映画化したものです。 端的に言えば、ティーンの難病モノというカテゴリー下に入る映画なのですが、これがなかなか深い。…

バベットの晩餐会~宗教と美食

『バベットの晩餐会』を観た。1987年のデンマーク映画で、その年のアカデミー賞最優秀外国語映画賞にも輝いている。 フランスから逃げてきたバベットが、デンマークの敬虔なキリスト教徒の老姉妹に宝くじのお金全額を使って一晩限りの晩餐を振舞う話。前…

原題と邦題について~『17歳の肖像』から『アナ雪』まで

『17歳の肖像』(英・2009年)を観た。アカデミー作品賞の候補作にもなった作品。 前々から好評なのは知っていたので、ふとレンタルして観てみたが、これが非常に面白かった。 ストーリーは単純で、舞台は1961年で、イギリスの名門オックスフォード大…

羊たちの沈黙 分析・解説 The Silence of the Lambs

羊たちの沈黙は、見る者を釘付けにするような良作のサスペンス映画だと思う。 今回は、表層的な話とは別にフェミニズム的な観点(要は女性目線)から映画を分析したい。 (参考:現代アメリカ映画入門) FBIアカデミーの優秀な訓練生クラリスは連続誘拐殺人…

イカとクジラ~アメリカ映画の中の”離婚”とは?

『イカとクジラ』という2005年の映画を見た。監督は、ノア・バームバック(『ライフ・アクアティック』『マダガスカル3』脚本。最近では『フランシス・ハ』監督)。 単に短い映画が見たいと思って選んでみたら、結構面白かった。 80分という尺の中で…

タイタニック論 徹底解剖!(後編)

「壁」は崩されなかったのか? この章では、先述した壁はこの映画全体で「全く」崩れることはなかったのだろうか、という点に焦点を絞りたい。まずは、Roseの心境の変化の過程を振り返る。自明なのは、彼女が婚約者を愛していなかったことだろう。Jackに、”d…

タイタニック 徹底解剖!(前編)

映画『タイタニック』はジェームス・キャメロン監督による1997年のアメリカ映画である。膨大な制作費が話題を呼んだことも人々の記憶に残っているであろうこの作品は、史上最高額の興行収入を記録した。そして、タイタニック号沈没という史実を設定とし…

ソルジャーボーイ鑑賞ノート

『ソルジャー・ボーイ』を観た。72年のアメリカ映画だ。まだ当時ベトナム戦争は終わっていなかった。そんな時期に撮られた、青春を戦争に奪われ、殺人マシンとなってアメリカ本土に戻ってきた”ソルジャー・ボーイ”たちのたどる末路とは。 GEOでレンタル…

”物書きスランプ”もののススメ

昨日、『セブン・サイコパス』を観て確信したのだけれど、 Writer's blockものは、ほぼ外れない。Writer's blockもの、つまり物書きが全く書けなくなって悪戦苦闘する話。 一つは、映画の中で、映画の脚本があーでもない、こーでもないと悩む姿が、入れ子構…

ガタカ鑑賞ノート

(ネタばれ注意) 『ガタカ』鑑賞 予想以上に面白い。ソーラーパネルの場面など、トランセンデンスを彷彿させる場面もあるにはあるが、当作品の方が断然面白い。 ☆Vincentの正体は元からばれていた? ドクターも、アイリーンも、彼の兄も感づいてはいた。 し…

2014年個人ベスト~”狼”から”酔っ払い”まで

いつのまにか2015年になってしまいました・・・ということで、過ぎ去りし日々を回想しつつ、個人ベスト(映画館にて鑑賞したもののみ)を5本ほどあげてみます。 1位『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 ドラマ・サスペンス映画ももちろんいいのです…

もやもやする『ザ・インタビュー』騒動 

もう今年が終わろうとしてるが、その中で未だに『ザ・インタビュー』についてのニュースが、主要メディアで取り上げられている。 普段自分が観る映画というのは、古すぎたり、敢えてヒット中の邦画以外のものであったりするので、新聞や、テレビのニュースで…

Weekly Selections (12/23/2014) ”こんなクリスマス映画は嫌だ”3本立て

12月も、もう23日ということで、一癖も二癖もあるクリスマス映画を3本選んでみました。(定番のおすすめクリスマス映画も何本か最後にあげてます) 初級編『バッドサンタ』 告白するが、これは本当にさきほど観た映画。題名通り、酒と女に溺れる、どう…

フィールド・オブ・ドリームス(インターステラー元ネタ)父子の仲を野球で!

インターステラーの元ネタでもある『フィールド・オブ・ドリームス』。時折テレビで放映していることは記憶していたが、敢えて見るほどの映画だとは思っていなかった。ところが、意外に良作だった。原作小説の方は未読だが、アメリカ的な要素を非常に備えて…

『アバター』~強い女性にあこがれ続ける監督だが、その本質は?

今回取り上げる映画『アバター』は、その記録的な興行収入や、CGI論争(登場人物のほとんどがCGならば、役者は要らないのではないか、という議論)が注目の中心であった印象があるが、今回は、監督・脚本を努めたジェームス・キャメロンの作家性に着目…

アタック・ザ・ブロック~不良少年vsエイリアンの血みどろバトル

『アタック・ザ・ブロック』 サクッと見れる一本。2011年の英映画(ぜんぜんアメリカ映画じゃないです、すみません・・・)。 エイリアンが南ロンドンを襲って、不良少年たちが立ち向かう話。 当初は、どうも感情移入できない、「がきんちょども」。ただ…

Weekly Selections (11/29/2014) 『インターステラー』『6才のボクが~』

『6才のボクが、大人になるまで。』 映画『6才のボクが、大人になるまで。』予告編 - YouTube (原題:Boyhood. 少年期の意) 邦題は最悪だけど、映画自体は、かなりの傑作。主人公の男の子が12年間というリアルな時を経て成長していく様子が、不自然のな…

ショート・ターム 後編 ネタバレあり

Short Term 12(ネタバレなし・前編) - アメリカンにアメリカ映画を観る! Short Term 12(ネタバレなし・前編) - アメリカンにアメリカ映画を観る! ↑の続きです。 ネタバレありです。

Short Term 12(ネタバレなし・前編)

昨日、『ショート・ターム』を観てきた。 原題はShort Term 12。Short termは”短期”の意で、12は12ヶ月のことを指す。Short Term 12は家庭内の問題を抱える短期の施設のことだ。 細かいことには触れないが(ネタバレ含む感想はまた後日)、かなりの良作…

Woody Allenなるものを求めて~『ミッドナイト・イン・パリ』論

今回は、5000字近い論考なのですが、大学の授業で書いたものを少し修正したものです。 ”Midnight in Paris”は、ウディ・アレン監督の41作目にして、最大のヒット作となった。作品は、アカデミー作品賞にノミネートされ、脚本賞受賞に輝いた。映画評論家…