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アメリカンに映画を観る!

幅広く、新旧問わず洋画のいいとこ取り。記事のリクエスト等ございましたら気軽にコメントして下さい

ドラマ

レヴェナント 蘇りし者~壮絶な雪山鬼ごっこ(兼ポッドキャスト予告)

『レヴァナント:蘇りし者』を観てきた。朝一番だったので、そこまで観客はおらず、快適に観ることが出来た。 ネタバレは避けて感想だけ言うと、大スクリーンで観るのに絶好の映画だったし、映画を観るのではなく、体験すると形容しても申し分のない一本だっ…

『クリード』は成功作なのか?(解説・分析)ポッドキャストEp.05

ポッドキャストの第五回をアップロードしました。ロッキーシリーズの事実上続編の『クリード』について、未来世紀サクライの韓くんと話しました。 前編 今回は新たなゲストをお呼びして、『ロッキー』シリーズのリブート作品である『クリード』について論評…

『真夜中のカーボーイ』とウルトラマンの関係(?)

Midnight Cowboy - Trailer 本作品『真夜中のカーボーイ』(カウボーイではなく、敢えてカーボーイらしい)は、成人映画として初めてアカデミー賞作品賞に輝いた、アメリカン・ニューシネマの一連の映画における一本である。これは、南部から東部へと移った…

海外だとスター・ウォーズシリーズの最高傑作は何なの?

もうエピソード7の公開まで一か月切った今ですが、スター・ウォーズ旧3部作及び新3部作の内どれが最高傑作とされているのでしょうか。Imdbという英語圏最大の映画レビューサイトから探っていきたいと思います。 ざっくりとリストアップしてみると、以下の…

ウディ・アレンの『カメレオンマン』から見るドキュメンタリーの神話

『カメレオンマン』はウディ・アレンによるモキュメンタリ―で、ゼリグという、あるトラウマ的経験をきっかけに、カメレオンのごとく周りに合わせて変態する人間になってしまい、アメリカ社会でセンセーションになってしまう男を描いたコメディ作品です。 ド…

マッドマックス再訪

幸運にも、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』DVD・ブルーレイリリース記念の試写会に行ってきた。ブルーレイ上映なので、画質の点で序盤は若干気になったものの、本作に再びのめりこむのにはさして時間はかからなかった。 当作品に関しては、来週に…

『インサイド・ヘッド』Inside Headを観て(レビュー)

遅ればせながら、ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』を字幕版にて鑑賞。この夏休みの新作ラッシュによって、吹き替え版ならまだしも、字幕版がほとんど上映されていないことに気づいて、急いで観て来た。 マッド・マックス試論(解説・分析) - アメリ…

バグダッド・カフェに「メリー・ポピンズ」

今回の考察対象の『バグダッド・カフェ』は1987年の西ドイツ映画で、当時のアメリカでもヒットした、日本でいうミニ・シアター系の映画だ。完全版でも100分強というコンパクトな尺で、泣き笑いしながら観る事の出来る映画になっていると言える。 (以…

バードマン ネタバレ徹底解説 前編

(ネタバレ全開でいきますので、ご了承下さい)

「本当は悲しい」サタデー・ナイト・フィーバー

生まれてもいないし、リアルタイムで見聞きした訳もないが、私の場合、どうも好みの音楽となると、60年代~80年代初頭までの洋楽がほとんどだ。 その当時に爆発的に売れたサウンド・トラックというと『サタデー・ナイト・フィーバー』のそれが瞬時に思い…

町山智浩氏の映画講義「俺たちに明日はない」言及映画リスト

www.youtube.com www.youtube.com 待望の『俺たちに明日はない』講座動画が公開された。 当時、アメリカ映画に革命を起こした『俺たちに明日はない』の背景を主に、この映画がいかに革命的であったか、そしてその原点はどこにあるのかを90分強解説したもの…

『マージン・コール』論

昨日、ケーブルテレビでたまたまやっていた『マージン・コール』(2011年・アメリカ)を観た。 (結末部分に触れています) 2008年の世界金融危機の前夜から当日までの24時間を描いた映画。 個人的には面白いと思ったんだけど、隣で見ていた親は「…

タクシードライバー的映画のススメ

マーティン・スコセッシ監督の『タクシー・ドライバー』という傑作映画がある。 タクシードライバー [Blu-ray] 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 発売日: 2012/11/21 メディア: Blu-ray 購入: 1人 クリック: 6回 この商品を含むブロ…

ベイマックス Big Hero 6 感想・解説

BIG HERO6 ベイマックス またもやディズニーが傑作を作った!去年観ていれば、間違いなくトップ10に入れてたであろう出来だったと思う。 プロット自体にはそこまで新鮮味があるわけではない。でも、娯楽映画に必要とされるものを惜しみなく詰め込…

The Fault in Our Stars きっと、星のせいじゃない。謎解き・徹底解説

前回は、この映画の紹介(きっと、星のせいじゃない。~単なるティーン映画扱いするには惜しすぎる - アメリカンにアメリカ映画を観る!) をしましたが、今回はその解説版です。 結末部分に触れている箇所がありますので、未見の方はご承知の上で。 『シェ…

きっと、星のせいじゃない。~単なるティーン映画扱いするには惜しすぎる

『きっと、星のせいじゃない。』を観てきました。 映画『きっと、星のせいじゃない。』予告編 - YouTube アメリカのティーン向け小説を映画化したものです。 端的に言えば、ティーンの難病モノというカテゴリー下に入る映画なのですが、これがなかなか深い。…

私家版ロバート・ゼメキス論~彼の作品に通底するものとは?

この前、BSプレミアムで『コンタクト』を観ていて、様々な映画を手がけてきた監督ロバート・ゼメキスに反復されるテーマがあるように思えた。 端的に言えば、非日常の経験(死と再生の象徴)を経て、彼らが疎外の対象となるということ。 ここから、『コンタ…

バベットの晩餐会~宗教と美食

『バベットの晩餐会』を観た。1987年のデンマーク映画で、その年のアカデミー賞最優秀外国語映画賞にも輝いている。 フランスから逃げてきたバベットが、デンマークの敬虔なキリスト教徒の老姉妹に宝くじのお金全額を使って一晩限りの晩餐を振舞う話。前…

イカとクジラ~アメリカ映画の中の”離婚”とは?

『イカとクジラ』という2005年の映画を見た。監督は、ノア・バームバック(『ライフ・アクアティック』『マダガスカル3』脚本。最近では『フランシス・ハ』監督)。 単に短い映画が見たいと思って選んでみたら、結構面白かった。 80分という尺の中で…

タイタニック論 徹底解剖!(後編)

「壁」は崩されなかったのか? この章では、先述した壁はこの映画全体で「全く」崩れることはなかったのだろうか、という点に焦点を絞りたい。まずは、Roseの心境の変化の過程を振り返る。自明なのは、彼女が婚約者を愛していなかったことだろう。Jackに、”d…

タイタニック 徹底解剖!(前編)

映画『タイタニック』はジェームス・キャメロン監督による1997年のアメリカ映画である。膨大な制作費が話題を呼んだことも人々の記憶に残っているであろうこの作品は、史上最高額の興行収入を記録した。そして、タイタニック号沈没という史実を設定とし…

ソルジャーボーイ鑑賞ノート

『ソルジャー・ボーイ』を観た。72年のアメリカ映画だ。まだ当時ベトナム戦争は終わっていなかった。そんな時期に撮られた、青春を戦争に奪われ、殺人マシンとなってアメリカ本土に戻ってきた”ソルジャー・ボーイ”たちのたどる末路とは。 GEOでレンタル…

Weekly Selections (01/08/2014) 『百円の恋』『チームアメリカ/ワールドポリス』

新作一本とあの話題作”ザ・インタビュー”の関連作。 『百円の恋』 映画『百円の恋』予告編 - YouTube端的に言えば、「もしロッキーが<現代日本>の<女性>だったら?」という話。 けだるい、鬱屈に満ちた自分の生活を自らの拳で変えていくところが爽快。 …

”物書きスランプ”もののススメ

昨日、『セブン・サイコパス』を観て確信したのだけれど、 Writer's blockものは、ほぼ外れない。Writer's blockもの、つまり物書きが全く書けなくなって悪戦苦闘する話。 一つは、映画の中で、映画の脚本があーでもない、こーでもないと悩む姿が、入れ子構…

ガタカ鑑賞ノート

(ネタばれ注意) 『ガタカ』鑑賞 予想以上に面白い。ソーラーパネルの場面など、トランセンデンスを彷彿させる場面もあるにはあるが、当作品の方が断然面白い。 ☆Vincentの正体は元からばれていた? ドクターも、アイリーンも、彼の兄も感づいてはいた。 し…

フィールド・オブ・ドリームス(インターステラー元ネタ)父子の仲を野球で!

インターステラーの元ネタでもある『フィールド・オブ・ドリームス』。時折テレビで放映していることは記憶していたが、敢えて見るほどの映画だとは思っていなかった。ところが、意外に良作だった。原作小説の方は未読だが、アメリカ的な要素を非常に備えて…

『アバター』~強い女性にあこがれ続ける監督だが、その本質は?

今回取り上げる映画『アバター』は、その記録的な興行収入や、CGI論争(登場人物のほとんどがCGならば、役者は要らないのではないか、という議論)が注目の中心であった印象があるが、今回は、監督・脚本を努めたジェームス・キャメロンの作家性に着目…

インターステラー徹底解説!

インターステラーについての解説(感想というよりも)をここではしたいと思います。 ネタバレ注意!!一問目からガンガンネタバレするので!!

Weekly Selections (11/29/2014) 『インターステラー』『6才のボクが~』

『6才のボクが、大人になるまで。』 映画『6才のボクが、大人になるまで。』予告編 - YouTube (原題:Boyhood. 少年期の意) 邦題は最悪だけど、映画自体は、かなりの傑作。主人公の男の子が12年間というリアルな時を経て成長していく様子が、不自然のな…

ショート・ターム 後編 ネタバレあり

Short Term 12(ネタバレなし・前編) - アメリカンにアメリカ映画を観る! Short Term 12(ネタバレなし・前編) - アメリカンにアメリカ映画を観る! ↑の続きです。 ネタバレありです。